それがいいのか何なのかわからない~jazz編~

この世に存在するほぼすべてのことには価値があり、良いか悪いか比べられる。
私たちが毎日吸って吐く空気にでさえ価値がある時代だ。富士山頂上の空気の缶詰めという商品だってあるのだ。

今日は、そんな価値があると思うが自分にはそれがなんだかわからなかったりわかったりする話をしたい。
具体的には...

Jazzである。

Jazzほど私のなかでモヤモヤしているものはない。
もちろん、Jazzは好きだ。ニーナ・シモンの「Ain't got no」やドリス・デイの曲を聞いたりもするし、出張がてら神戸のjazzクラブでヘベレケになったりも、学生のころは新宿のjazz喫茶でよく昼間から酒を飲んで暇を潰したモノだったなぁ、よかったなぁ

しかしながらである。
ふと気づいたのである。

Jazzって何。

本当に好きな人や、自分で演奏している人に申し訳ないのだが、
実は心の底で以下のように思っているのである。
本当にごめんなさい、さきに謝っておきます。素人の戯言です。
「例えば音楽の教養が一切なく、音符も読めないわたしがみよう見まね弾いてみたピアノと、プロが崩してひくようなピアノ旋律、何をもってどちらがJazzでどちらがJazzでないといいきれる、境目はどこなのだろ...」

私は今まで、Jazzてなんだかかっこうぃーというテンションで聞いたからこうなったんですね。

結局、なにも理解していないし理解が難しいなとわかり始めたマイレボリューション。

そして、マイレボリューションに気づくきっかけとして以下のようなことがあった。

ある、カレーカフェにたまたま入ったときのこと。
こはちょうどJazzの生の演奏デーだったらしい。若い男性二人が、ラッパとピアノで演奏していた。

私は普通にカレーを食べていたのだが隣にいた中年男性が、下を向いてカレーを食べていたのに、急に「オウ!」「イェア!」「ヤァ!」と声をあげるのである。いきなり声を出すので、こちらもビクッとする。しかし、しばらく聞いているとそれは、間の手であることがわかる。
その時、はっとした。三年前くらいに新橋のCDやさんで売っていた安いJazzのCDの中に、演奏中に遠くのほうで男の人がの声が短く入っていて、心霊現象では、と怖くなりそれから一度も聴いていない。なるほど、あれは間の手だったのか。
ヤフーで念のため調べるとやはり、間の手であることがわかった。

Jazzを愛する皆さん、私はなんちゃってJazz好きです。
今後、Jazz喫茶やクラブで分かってるような顔をしたり物思いに耽った顔で酒を飲むのをやめます。
Jazzってむずかしいなぁーわかんなあーい
くらいのテンションで飲もうと思います。

しかしね、カレー屋さんの店員さんも、急に始まった間の手を自分が呼ばれたんだと勘違いして、中年男性に注文を聞きに行ったのを私は見逃さなかった。君も、なんちゃってだろう?