オフィスで急に始まる負の球ドッチボールについて

それは、急に始まる。
きっかけはなんでもあり得る。

何かの誤りを指摘するとき。
何かの誤りを指摘されるとき。
わからないことを聞くとき。
わからないことを聞かれたとき。
等々...

突然、抱えていた負の感情の球をだれかにあてるのだ。
だいたい当てられやすいのは20代前半から半ばすぎの社員。または、その仕事の担当になって日が浅いひと。または、年上女性→年下女性。年上男性→年下男性、年下女性。

この私の超主観的な法則から、私自身は実に負の球ー別名 汚ないモスボール(イメージ 汚いSUUM●) を当てられやすいといえよう。

何かを間違えたとき、怒られるのは当然なのだが、
例えば何かわからないことを聞いたときに烈火のごとく怒鳴られ散らされるのは少しげんなりする。
忙しいときに声をかけるのも悪いのだが、聞かざるを得ないときもある。
この場合は女性が多い。女性はきっと別の怒りを溜め込みつづけ、常に吐き出し場所を求めているのではなかろうか。
特に、40代50代の方々は現代のように女性の社会進出が盛んではなかった頃に、男性と一緒に働いてきた生き残りだから、抱えてきた怒りや悲しみは計り知れない。
その数十年物の怒りは解消されることなく彼女たちのなかに少しずつ溜まり絡まり巨大化していっているのだろう。
そして、忙しいときにそのモスボールをもてなくなりぶつけ始めるのだと思う...
もちろん、忙しいときに話しかけられていらっとするというのもあるのだが、どうも私には少しの「いらっ」の下にモスボールが絡まりついて芋づる式にでてきているように見える。


たまに、自分のなかにもモスボールが転がりながら巨大化しているように感じるときがある。
私は負の球をぶつけたくない、と冷静にしまいこもうとするがあと2,30年先どうなるのか少し怖いのである。